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AGM-62 (ミサイル) : ミニ英和和英辞書
AGM-62 (ミサイル)[みさいる]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

ミサイル : [みさいる]
 【名詞】 1. missile 2. (n) missile

AGM-62 (ミサイル) : ウィキペディア日本語版
AGM-62 (ミサイル)[みさいる]

AGM-62 ウォールアイ()は、 アメリカ合衆国マーティン・マリエッタによって生産され、1960年代からアメリカ海軍などで使われたテレビジョン誘導滑空爆弾である。初めて実用化された対地精密誘導兵器でもある。制式名称は空対地ミサイルとしての分類を示すが、実際にはより近代ののような、誘導用航空電子装置によって強化された爆弾と言うほうが適切である。
アメリカ軍ミサイルの定義が曖昧であるためであるが、ここでは当初の分類である空対地ミサイルとして分類する〔他にこれに該当する例としてはAGM-154 JSOWがあり、必ずしも昔だったから定義が曖昧だったとも言い切れない〕。ウォールアイは細かな改修が繰り返され、湾岸戦争でも使われたが、空対地誘導兵器の主役の座はAGM-65 マーベリックや各種誘導爆弾に譲っている。
== 開発経緯 ==
ウォールアイが登場するまでの空対地誘導兵器はAGM-12 ブルパップであったが、ブルパップは発射後も航空機の搭乗員が手動でミサイルを目標に着弾するまで誘導しなければならないという大きな欠点があった。このためアメリカ海軍では、発射後すぐさま航空機が離脱できる、いわゆるファイア・アンド・フォーゲット能力を持つ精密誘導兵器を欲していた。
テレビ誘導爆弾のアイデアは、カリフォルニア州チャイナレイクの海軍兵器試験センター(Naval Ordnance Test Center)(後の海軍兵器センター(Naval Weapons Center)の電気グループの民間技術者間の議論から出てきた。その技術者のうちの1人、ノーマン・ケイ(Norman Kay)は、趣味として自宅でテレビを造った。1958年にケイは「面白いこと」をすることができたアイコノスコープ・カメラを造って、プロジェクト仲間の技術者ウィリアム・H・ウッドワース(William H. Woodworth)を呼び戻した。彼は、それに映像の中に小さなブリップを置く小さな回路を造ることができること、そして、そのブリップを映像の中で動くものに追跡させることができることを思いついた。2人の技術者(まもなくデイブ・リヴィングストン(Dave Livingston)、ジャック・クロフォード(Jack Crawford)、ジョージ・ルイス(George Lewis)、ラリー・ブラウン(Larry Brown)、スティーヴ・ブルグラー(Steve Brugler)ほか数人が参加する)は、そのアイデアをさらに研究することを決め、コンセプトを前進させるためにアメリカ海軍から若干の元手を手早く確保した。そのグループはAIM-9 サイドワインダー空対空ミサイルのプロジェクトから若干の技術を採用し、また、ゼロから他の部品を開発し、ちょうど4年でウォールアイを開発した。そのグループの他の革命的大発見としては、真空管がない世界初のソリッドステートビデオカメラと初のゼロ入力インピーダンス・アンプがあった。
そのチームは、プロジェクトを順調にするため、そしてその真価を海軍に確信させるために、毎夜遅くまで、週末も働いた。ウッズワースは、1年の期間をとって仕事から離れ、プロジェクトのためにさらに必要とされる若干の理論上の知識を得るために自費で大学院に通った。ラリー・ブラウンは、アナログ・コンピューティング機器を用いて爆弾の飛行特性を分析するために、疲れを知らずに働いた。ジャック・クロフォードは驚くべき"物理現象に対する直感"を持っており、爆弾が造られさえする前に、その飛行特性の多くを想像することができた〔John Darrell Sherwood, Nixon's Trident: Naval Power in Southeast Asia, 1968-1972, (Washington: DC: Naval Historical Center, forthcoming).〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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